どす黒い

形態は違えど、コンプレックスを抱えていてそれに苛まれている人はいる。確実に、いる。他者からの笑いを必要以上に侮辱されたと捉えてしまって、彼は自らが生み出した嘲笑の苦しみに飲み込まれてしまう。その気持ちは僕も充分に分かる。そっか、一人じゃないんだな。
…というのは錯覚。結局は自分が主演のこの世界は自分自身からしか存在しない。このパーソナリティを受けてもがき苦しみ、それで過ごしていくのは他の誰でもない自分自身。仲間だとか、苦しみの分かちあいだとか。何を見てそんな戯言を言っているのか。
つまりもうどす黒くて真っ暗闇ってことで。そろそろ寝よう。